シンポジウム
新潟の美しい町屋をどう生かす
東厩島町の町屋の解体報告から
2003年6月28日(土曜日)午後1時半〜4時半
<第1部> 報告
「新潟市に残る町屋について」 山崎完一(新潟市文化財審議委員)
「東厩島町の町屋の解体でわかったこと」大倉 宏(新潟の町屋を生かす会)
「沼垂の町屋について」 小林 勉(建築家)
<第2部 >パネルディスカッション「新潟の美しい町屋をどう生かす」
パネラー
大倉 宏 (新潟の町屋を生かす会)
小林 勉 (建築家)
伴 直幸 (町屋を生かしたレストラン「Foodelic」オーナー)
山崎完一 (新潟市文化財審議委員)
岡崎篤行 (新潟大学工学部助教授・司会)
場所:新潟市北部総合コミュニティセンター・4階小ホール
新潟市附船町1丁目4,385番地 tel.025-223-0791
※駐車場はスペースに限りがありますので、車でのご来場はできる限りご遠慮下さい。
交通案内:新潟交通バス
@附船町線(新潟駅発、八千代橋、三越前経由)附船町1丁目下車、徒歩0分
A入船町線(新潟駅発、昭和大橋経由) 入船町5丁目下車、徒歩3分
日本海側最大の都会となった新潟市の各所に、まだ古い町屋が残されていることが、
近年注目されはじめています。
昨年新潟市に寄贈された回船問屋の邸宅小沢邸のような大きなものから、
棟割り長屋まで、規模はさまざまですが、どれも新潟の歴史を伝える
貴重な建物であることに変わりはありません。
また古い町屋は時間や生活の記憶を刻んだ外観や豊かな内部空間によって、
町に美しい景観を作り出しています。
しかし、名が語るように町屋は町(中心市街地など)にあることで、
戦後の価値観や建築法規等によって、存続が難しい状況にもあります。
私たち「新潟の町屋を生かす会」は、昨年(2002年)、
道路拡張で取り壊されることになった東厩島町の町屋の移築支援の
募金活動をきっかけに結成されました。
町屋は、募金ほかによって昨夏、手作業での解体が行われましたが
移築のめどがたたないまま現在にいたっています。
解体の結果、同町屋は約100年前の明治後半に建てられたことが
判明しました。その解体報告書の完成を機に、
同町屋の今後を考えるとともに、
まだ各所に残る町屋をどう未来に生かしていったらいいのかを、
ともに考えてみたいと思います。
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