来る6月22日()23日()
    29日(
)30日()

移築支援をお願いしたい新潟町屋が一般公開されました。
そして6月29日(
)にはこの町屋で
「新潟下町再発見シンポジウム」が開催されました。


お陰様で無事終了いたしました
報告です



1, 募金集まり状況


407人

2,003,629円(7月9日現在)

支出 振り込み手数料     17,860円
   印刷・郵送費ほか   183,816円
合計          1,801,953円

残念ながら第1次期間(6月末まで)の
目標(500万円)には半分も達しませんでしたが、
それでも400人もの方が募金に
応じて下さった事実は、大きいと思います。



2, 一般公開・シンポジウムの結果


来訪者 1,094人(配布資料の数でカウントした人数)



手伝って下さった方、
新潟大学学生 貝瀬さん、桜井さん、豊田さん、阿部弥生さん、
柴田さん、岡田岳人さん、松浦さん(五十嵐劇場)、小木曽香織さん。
ありがとうございました。予想以上の盛況でした。


アンケートの結果(回収数 187人)

何で公開を知ったか

新聞95人 51%(うち日報79人42%)

テレビ27人14%(うちNHK16人8.5%)

チラシ24人13%(中央公民館、小学校、回覧、北部コミセンなど)

知人から23人12%

大学・学校で21人11%

インターネット5人3%

ポスター5人3%

ほか絵屋で4人

市報2人

現地で2人

会社の広報で1人

子供に連れられて1人

ということで、新聞(特に新潟日報)の
効果の大きかったことがわかります。
口コミ、学校からの情報で来られたかたも多かったようです。





感想は多数ありましたが、

年輩の方の場合、
なつかしい、昔を、実家を思い出すという感想が多く、
保存を望む声が聞かれました。

「今の住宅は機能性を追求しすぎて窮屈を感じる」と
町屋のゆったりした空間を逆に心地よく感じた人が多かったようです。




同様の感想は若い人にも多く

「古いことが必ずしも悪いことではないんだなあと感じました。
昔の空気がそのまま息づいていてとても居心地が良かった」(25才女)

「すごくリラックスできたので、喫茶店とかにしてもおもしろいんじゃないか」(23才男)

「もちろん不便なところもあるが、こういう家にすみたいと思った」(20代男)

という感想がありました。

(アンケートは大倉の手元にあります。)





来訪者の年代別では
0〜10代7%
 20代11%
 30代16%
 40代12%
 50代17%
 60代24%
 70代12%
 80代 3%

と50代以上で半数を越えましたが、
それでも40代以下が46%という数字は
予想外に若い人たちも見にきてくれたということではないかと思います。




会場での募金も184,929円を集めることができました。




マスコミの反応は新潟日報(文化欄・県都版)に前日出たほか、

事後(7月6日)読売新聞新潟版の「交差点」欄で
シンポジウムのことが掲載され、

また7月2日の日報夕刊「なんでも通信」欄に
見学に来られた方の感想が掲載されました。

テレビもBSN, NST,NHK(6月29日)のニュースで紹介され
またTenyは事後も密着取材で募金活動の現況を
5分ほどにまとめて紹介してくれました(7月10日)




29日には来訪者の路上駐車に近所から苦情がでました。
30日は6台分の駐車スペースを確保し誘導した結果、
路上駐車なしで終えることができました。



3,キャリアテクニカ環境情報専門学校(五十嵐理事長)
との話し合い(7月9日)


澤村明さんと大倉で、五十嵐理事長と小川家でお会いして話し合いました。
募金の現在までの結果と今後も活動を続けることをお話しし、
移築可能な解体をお願いしたところ了承をいただきました。



解体費用はそれで賄えるようであれば、募金より支出するということになりました。
解体する大工については、ボランティアで参加の申し入れのあった
杢ワークスに解体工事そのものの請負を
まず打診することになりました。



その後、高志の移築予定地まで行き(その間Tenyの密着取材を受けました)、
五十嵐さんの移築場所の構想を伺いました。
現在の広い敷地は将来学校の別館を建てる構想とのことで、
現在移築されている建物とのバランスを考え、
南東の隅、住宅地との境を予定地として示されました。



ただホールとして使用する場合、隣家と近すぎて音漏れが
問題となるのでは、と思われました。

また空き地の中央はスポーツコートとして整備する構想とのことで、
多数の人が訪れる場合の駐車場スペースの確保が問題になりそうです。

江南高校近くの女池にも学校の土地があるとのことで、そちらであれば
駐車場が確保できるかも知れないとのことでした。



4,解体作業への参加について


解体の記録はきちんと残したい(写真、VTRなど)。
軸組が出た時点で調査を行いたい。
解体業者に関しては村上に経験ある方が多いので
頼むことは可能(岡崎先生)。
安田の旗野さんに頼むことも可能。
造形大学の宮澤先生に相談する。
現在の瓦は捨て
ずにそのまま使用したい。
などの意見がでました。
それらを踏まえて打ち合わせをすることに。

あと、現状の記録を撮っておくことが重要なので、
村井さんに記録撮影を依頼することになりました。



5,杢ワークスと打ち合わせ


7月13日午後

小川家で杢ワークスの平野さん、五十嵐理事長、大倉で
解体の相談をしました。

小川邸を始めて見る平野さん。
印象では「昭和の建築ではないか」とのこと。

2時間ほどじっくり見ていかれました。
ほかのところが主体となる工事にボランティアでの参加を
考えておられたとのことで、直接担当の打診には戸惑っておられましたが、
どうするかは数日中に決断してくださることになりました。

6,今後の活動について


これまでの経過報告と募金者名簿を添付して、
チラシ(すでに当初の5000はなくなったのでリソグラフで刷ったもの)と
振り込み用紙を再送付し、
さらなる募金の呼びかけを
行うことになりました。



2002.07.15
次回報告をお待ち下さいませ




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